2026年2月28日(土)

「8時間寝ないとダメ」は本当か?|睡眠常識を疑う①

連載コラム:その睡眠常識、疑ってみませんか?

私たちは、いつの間にか「正しい睡眠」を教えられています。
でもその常識は、本当にあなたの体に合っているでしょうか。


第1回 「8時間寝ないとダメ」は本当か?

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「睡眠は8時間が理想です」

一度は聞いたことがある言葉ではないでしょうか。

6時間しか眠れなかった日は、
どこか不安になる。

7時間でも「少し足りない気がする」。

でも、本当にそうでしょうか?


■ なぜ「8時間」が広まったのか

多くの研究では、
成人の推奨睡眠時間はおよそ7〜9時間とされています。

その“真ん中”が8時間。

だから「8時間」がひとり歩きしました。

けれどこれは、あくまで平均値です。

平均は目安にはなりますが、
正解ではありません。


■ 体はもともと個人差でできている

身長も、体重も、体温も違う。

食べる量も、疲れ方も違う。

それなのに、
睡眠時間だけが全員同じというのは
少し不自然です。

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実際には、

・6時間で安定する人
・9時間でようやく回復する人
・季節で変わる人
・年齢とともに短くなる人

さまざまです。


■ レム睡眠・ノンレム睡眠の話

睡眠は大きく分けて

・脳が休む「ノンレム睡眠」
・体が休む「レム睡眠」

が交互に訪れます。

よく「90分周期」と言われますね。

「1時間半単位で起きるとすっきりする」
と聞いたことがある方も多いでしょう。

確かに平均すると約90分前後です。

ですが、ここにも個人差があります。

実際には

・70分ほどの人
・110分近い人
・体調で変わる人

もいます。

つまり「90分×◯回=正解」という
単純な話ではないのです。


■ 問題は“時間”より“回復”

8時間眠っても疲れが抜けない人もいれば、
6時間で元気に動ける人もいます。

大切なのは、

・寝つきはどうか
・夜中に何度も起きていないか
・朝の目覚めはどうか
・日中の集中力は保てているか

“翌日の状態”です。

睡眠は数字ではなく、
回復の感覚で見るほうが自然です。


■ 8時間に縛られると起きること

「あと2時間寝なきゃ」

そう思うほど、眠れなくなる。

時計を見る。
焦る。
眠れない自分を責める。

その緊張こそが、
眠りを浅くしてしまいます。


■ では、何を基準にすればいいのか

目安はシンプルです。

・日中に強い眠気がない
・集中力が保てる
・休日に極端な寝だめをしない

これが整っていれば、
それがあなたの“適正時間”かもしれません。


■ 睡眠は「理想時間」ではなく「適正時間」

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8時間はひとつの目安。

でも、絶対条件ではありません。

90分周期も、目安にすぎません。

睡眠は、
数字を達成する競技ではありません。

大切なのは、

「自分の体がどう感じているか」。

常識は安心をくれます。

けれど、ときに
私たちを縛ることもあります。

あなたの睡眠は、本当に8時間必要ですか?

少しだけ、疑ってみてもいいのかもしれません。

【ふとんの新保】

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ふとんの新保は創業90余年、新潟の老舗寝具店です。 ふとんの新保は創業90余年、新潟の老舗寝具店です。

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