2026年5月8日(金)

ぐっすり眠れた気がしない原因とは?

連載コラム:その不調、眠りが関係しているかもしれません


この連載は、日々の店頭でのご相談をもとにしています。

「ちゃんと寝ているのに疲れが取れない」
「朝から体が重い」

こうしたお声は、決して少なくありません。

お話を伺っていくと、
生活習慣だけでなく、

寝ている間の環境や寝具の状態が
影響していると感じる場面も多くあります。

眠りは目に見えないからこそ、
原因が分かりにくいものです。

この連載では、
そうした“見えにくい部分”を少しずつ紐解きながら、
眠りと体の関係について考えていきます。


第2回「ぐっすり眠れた気がしない原因とは?」

― “寝た感覚”と“実際の眠り”は違うことがある ―

「昨日はちゃんと寝たはずなのに、
なんだか眠った気がしない」

そんな感覚になることはないでしょうか。

睡眠時間は取れている。
途中で起きた記憶もない。

それなのに、

● 朝から頭が重い
● 疲れが残っている
● スッキリした感じがしない

こうした状態になることがあります。


「長く寝た=深く眠れた」ではない

多くの方が、

「睡眠時間=眠りの質」
と考えがちです。

もちろん、睡眠時間は大切です。

ただ実際には、

“長く眠ること”と
“しっかり休めること”は同じではありません。

たとえば、

● 何度も浅い眠りを繰り返している
● 無意識に体が緊張している
● 寝返りが極端に多い

こうした状態では、

時間としては眠れていても、
体や脳が十分に休めていないことがあります。


人は「眠っている感覚」を正確には分からない

実は、

眠りの感覚と実際の睡眠状態には、
ズレがあることも少なくありません。

「ぐっすり眠れた」と感じていても、
実際には眠りが浅い場合もあります。

逆に、

「全然眠れなかった」と感じていても、
ある程度は眠れていることもあります。

つまり、

“眠れた気がする”だけでは、
本当の睡眠状態は分からないこともある
のです。


無意識のストレスが眠りを浅くすることも

眠っている間、
体はさまざまな刺激を受けています。

● 暑い
● 寒い
● ムレる
● 圧迫感がある

こうした小さな不快感でも、

無意識のうちに脳や体を刺激し、
眠りを浅くしていることがあります。

本人は起きた記憶がなくても、

実際には脳が何度も反応している場合があります。


寝返りは「眠りのサイン」でもある

前回のコラムでも触れましたが、

寝返りは、
温度や湿度を調整したり、
体への負担を分散するための自然な動きです。

ただし、

● 暑すぎる
● 寒すぎる
● 敷き寝具が硬すぎる

といった状態では、

必要以上に寝返りが増えることがあります。

逆に、

敷き寝具が柔らかすぎて、
体が沈み込みすぎたり、
動きにくい環境では、

寝返りが減りすぎて、
朝に体がこわばることもあります。


「ぐっすり眠れない」の背景にあるもの

こうした状態が続くと、

「寝ているのに疲れが取れない」
という感覚につながっていきます。

そして多くの場合、

原因は一つではありません。

● 生活習慣
● ストレス(悩み事や考え事)
● 寝室環境
● 温度と湿度(寝床内気象)
● まくら・敷き寝具と体の相性
● 季節に合わせた掛け寝具

こうしたものが重なり合い、
眠りの感覚に影響していきます。


「感覚」だけでは分からないからこそ

だからこそ大切なのは、

「眠れた気がするか」だけではなく、

● 朝の体の状態
● 途中で起きていないか
● 寝汗やムレ感はないか

など、

体の反応も含めて見ていくことです。


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まとめ

「ぐっすり眠れた気がしない」という感覚は、

単なる気分ではなく、
眠りの質が乱れているサインかもしれません。

眠りは、

「何時間寝たか」だけではなく、
「どんな状態で眠れていたか」も大切です。

まずは、

自分の眠りを
“感覚だけで判断しすぎないこと”

そこから見えてくることもあります。


次回は、

「夜中に目が覚めるのはなぜか?」

というテーマで、

温度・湿度・寝室環境との関係について、
さらに深く考えていきます。

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ふとんの新保は創業90余年、新潟の老舗寝具店です。 ふとんの新保は創業90余年、新潟の老舗寝具店です。

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