連載コラム:その不調、眠りが関係しているかもしれません
この連載は、日々の店頭でのご相談をもとにしています。
「ちゃんと寝ているのに疲れが取れない」
「朝から体が重い」
こうしたお声は、決して少なくありません。
お話を伺っていくと、
生活習慣だけでなく、
寝ている間の環境や寝具の状態が
影響していると感じる場面も多くあります。
眠りは目に見えないからこそ、
原因が分かりにくいものです。
この連載では、
そうした“見えにくい部分”を少しずつ紐解きながら、
眠りと体の関係について考えてきました。
第4回:眠れない理由はいくつもある|寝具の役割を考える
― 「寝具を変えれば全部解決」ではないけれど ―
ここまで、
● 朝起きても疲れが取れない
● ぐっすり眠れた気がしない
● 夜中に何度も目が覚める
といったお悩みについて、
少しずつ整理してきました。
そして見えてきたのは、
眠れない理由は、一つではない
ということです。
眠りは、さまざまな要素が重なっている
眠りには、
● 生活習慣
● ストレス
● 体調
● 年齢
● 寝室環境(温度・湿度)
など、
さまざまなものが関係しています。
そのため、
「これさえ変えれば必ず眠れる」
という単純な話ではありません。
寝具は“治療”ではない
だからこそ、
寝具についても
少し冷静に考えることが大切です。
まくらや敷き寝具、掛け布団は、
魔法の道具ではありません。
「これを使えば全て解決する」
というものでもありません。
実際には、
医療的な原因や、
生活背景が関係していることもあります。
それでも、毎日使うものだから影響はある
ただ一方で、
寝具は毎日、
長時間体に触れているものです。
眠っている間、
● 暑すぎないか
● 寒すぎないか
● ムレていないか
●寝返りしやすいか
こうした状態は、
眠りの質に少しずつ影響していきます。
つまり、
寝具だけで全ては変わらなくても、
眠りを支える土台にはなり得るということです。
「合う・合わない」は人によって違う
ここで難しいのが、
「万人に合う寝具」は存在しないことです。
● 暑がり
● 寒がり
● 汗をかきやすい
● 冷えやすい
といった体質の違いだけでなく、
● 体格
● 寝姿勢
● 寝返りの多さ
などによっても、
合う寝具は変わっていきます。
さらに、
● 住宅環境
● 室温
● 湿度
● エアコンの使い方
によっても、
快適に感じる寝具の組み合わせは変化します。
だからこそ、
「人気だから」
「テレビで紹介されていたから」
だけではなく、
自分の環境や体に合っているかを見ることが大切です。
「暖かいのに眠れないのはなぜ?」
でも書いたように、“暖かい=快適”とは限りません。
「眠りを整える」という考え方
店頭でお話を伺っていると、
「もっと暖かい布団にすればいいと思っていた」
「寝具は厚ければ良いと思っていた」
という方も少なくありません。

しかし実際には、
● 暖かすぎてムレる
● 重ねすぎて寝返りしにくい
● 湿気がこもっている
といったことで、
眠りが浅くなっている場合もあります。
大切なのは、
単純に“暖かくする”ことではなく、
温度と湿度のバランスを整えることです。
以前のコラム
「理想の寝床内気象とは?」
でも触れましたが、人は“暑すぎても寒すぎても”眠りが浅くなります。
不安になりすぎないことも大切
また、
「ちゃんと眠れていないのでは」
と心配しすぎることで、
かえって眠りが浅くなることもあります。
特にご年配の方では、
「夜中に目が覚めた」と感じていても、
実際には十分な時間眠れている場合もあります。
眠りは、
「○時間寝なければダメ」
「途中で起きたら異常」
というほど単純ではありません。
だからこそ、
必要以上に不安になりすぎず、
今の状態を少し整理してみることも大切です。
全国には「眠り」を考えている専門店があります
日本には、
西川チェーン専門店をはじめ、
「眠り」を大切に考えている寝具専門店がたくさんあります。
全国各地で、
眠りから日々の暮らしを支えたいと考えている
店主やスタッフがいます。
寝具は、
実際に触れて、
体感して、
相談しながら選ぶことで、
初めて分かる部分も少なくありません。
ネットだけでは分からないことも、
実際にはたくさんあります。
まずは「気持ちよく朝を迎えること」から
眠りの悩みは、
すぐに答えが出るものではありません。
それでも、
● 寝室環境を見直す
● 寝具を調整する
● 自分の体を知る
そうした積み重ねによって、
朝の感覚が少し変わることがあります。
毎日の始まりを、
少しでも気持ちよく迎えられるように。
そのために、
まずは自分の眠りに
少しだけ目を向けてみることも大切なのかもしれません。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。





