2026年8月3日(月)

「寝る時は26℃がいい」ってホント!?|夏の眠りと温度・湿度の関係

「寝る時は26℃がいい」ってホント!?
―  夏の眠りと温度・湿度の関係  ―

新潟も梅雨明け宣言があり、寝苦しくなってきた8月‼

「寝る時はエアコンを26℃にするといいって聞いたけど、本当?」
夏になると、こんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

暑くて寝苦しいからエアコンをつける。
でも、
「冷やしすぎると体に悪そう……」
「電気代も気になる……」
「26℃と28℃、どちらがいいの?」
と、設定温度に迷ってしまいますよね。

実は、
「寝る時は26℃が正解」というわけではありません。

大切なのは、エアコンの設定温度そのものではなく、
眠っている間の寝室と寝具の環境を、どのように整えるかです。

今回は、夏の眠りに大切な「温度」と「湿度」、
そして「寝具」の関係についてご紹介します。


「26℃」なら、誰でも快適に眠れる?

まず知っていただきたいのは、
26℃は、すべての人にとっての正解ではない
ということです。

同じ26℃の部屋でも、
「ちょうどいい」と感じる人もいれば、
「寒い」と感じる人もいます。

逆に、「26℃でも暑い」
と感じる人もいます。

その違いには、年齢や体質だけでなく、

● 湿度
● エアコンの風
● 寝具の種類
● パジャマ
● 寝室の断熱性

など、さまざまな要素が関係しています。

つまり、
「何℃に設定するか」だけでは、快適な睡眠環境は決まりません。


実は「温度」だけでなく「湿度」も大切

夏の寝苦しさを考える時、
どうしても「暑い=温度が高い」と考えてしまいます。

しかし、もう一つ大切なのが、
湿度です。

例えば、同じ26℃でも、
湿度が低い時と高い時では、体感が大きく違います。

湿度が高いと、寝ている間にかいた汗が蒸発しにくくなります。

すると、

汗をかく

汗や湿気が寝具の中に残る

蒸れる

暑く感じる

という状態になりやすくなります。

逆に、汗や湿気がうまく処理されれば、
必要以上に室温を下げなくても快適に眠れる場合があります。

だからこそ、
「何℃にするか」だけでなく、「湿度をどうするか」も重要なのです。


快適な眠りは「寝床内気象」で考える

ここで、以前のコラムでもご紹介した「寝床内気象」という考え方が出てきます。

理想の寝床内気象とは?|実践編②

寝床内気象とは、
眠っている時の布団の中の温度や湿度の環境
のことです。

一般的に、快適な寝床内環境の目安として、

温度:約33±1℃
湿度:約50±5%

が挙げられます。

ここで大切なのは、
「部屋を33℃にする」という意味ではないこと。
あくまで、布団の中の環境です。

つまり、
エアコンで寝室の温度・湿度を整え、
寝具で寝床内の環境を整える。

この2つを分けて考えることが大切なのです。


エアコンの役割と、寝具の役割は違います

以前のコラムでもお伝えしたように、

● エアコンの役割=寝室の温度・湿度を整える
● 寝具の役割=寝床内の環境を整える

と考えると分かりやすくなります。

エアコンで部屋を涼しくしても、
寝具の中に汗や湿気がこもれば、寝苦しく感じることがあります。

反対に、寝具だけを工夫しても、
寝室そのものが暑すぎれば快適に眠ることは難しくなります。

だから、
「エアコンをもっと冷やす」
「もっと涼しい寝具に替える」
のどちらか一方だけではなく、

エアコンと寝具を上手に組み合わせること

が重要なのです。


「26℃」にこだわりすぎなくても大丈夫

では、実際には何℃に設定すればいいのでしょうか。

ここでは、
「必ず26℃」
「28℃なら大丈夫」
と決めつける必要はありません。

まずは、自分が暑さを感じず、寒さも感じない温度を探してみましょう。
そして、その時に一緒に確認していただきたいのが、
湿度と寝具です。

例えば、
「26℃にしているのに暑い」という場合。

さらにエアコンの設定温度を下げる前に、

● 湿度が高くないか
● 寝具の中が蒸れていないか
● 寝汗を受け止められているか
● 湿気を逃がせているか

を確認してみてください。

もしかすると、
「温度が高い」のではなく、
「湿気がこもって暑く感じている」
のかもしれません。


寝具を見直すと、エアコンの設定温度も変えられる

ここは、夏の寝具選びでぜひ知っていただきたいポイントです。

寝具が汗を受け止め、湿気を逃がしやすい状態になっていれば、
「もっとエアコンを冷やさないと暑い」
という状態を改善できる場合があります。

例えば、今まで26℃に設定していたところを、
自分にとって快適な範囲で少し高めの
温度にしても眠れるようになれば、
エアコンの消費電力を抑え、
電気代の節約につながる可能性があります。

もちろん、電気代を節約するために暑さを我慢する必要はありません。

暑い時には、きちんとエアコンを使うことが大切です。

ポイントは、
「エアコンを我慢する」のではなく、
「エアコンに頼りすぎなくても快適な寝床をつくる」
という考え方です。


夏の眠りは「温度×湿度×寝具」で考えてみましょう

夏の寝苦しさを感じた時、
「もっと温度を下げよう」
と考える前に、
一度、3つのポイントを確認してみてください。

① 温度

暑すぎたり、冷えすぎたりしていないか。

② 湿度

寝室や寝具の中に湿気がこもっていないか。

③ 寝具

寝汗を受け止め、湿気を逃がせる寝具になっているか。

この3つを整えることで、
必要以上に部屋を冷やさなくても、
快適な眠りにつながることがあります。


「何℃が正解?」ではなく、「朝まで快適か?」

「寝る時は26℃がいい?」
という質問に対して、
私たちがお伝えしたい答えは、
「26℃という数字だけで決めなくても大丈夫です。」
ということです。

大切なのは、
設定温度の数字ではありません。

暑すぎず、寒すぎず、
汗をかいても、その汗を寝具が受け止め、
湿気を逃がしながら、
朝まで快適に眠れる環境をつくること。

つまり、
「何℃にするか」よりも、
「朝まで快適に眠れるか」を基準に考えてみる。

これが、夏のエアコンと寝具を上手に使うポイントです。


まとめ

夏の睡眠では、
「26℃にすれば快適」
という単純な答えはありません。

寝室の温度や湿度、エアコンの風、
そして寝具の素材や構造によって、
快適に感じる環境は変わります。

だからこそ、
エアコンで寝室の温度・湿度を整え、
寝具で寝床内の環境を整える。

この組み合わせが大切です。

そして、寝具について考える時に忘れてはいけないのが、
寝汗をどう処理するか。

汗を寝具が受け止め、
湿気を逃がすことができれば、
必要以上に室温を下げなくても、快適に眠れる場合があります。

結果として、エアコンの設定温度を見直すことができれば、
快適な睡眠だけでなく、電気代の節約にもつながるかもしれません。

夏の眠りは、
「温度」だけではなく、
「湿度」と「寝具」まで含めて考える。

ぜひ今年の夏は、
「何℃にするか」だけではなく、
「朝まで快適に眠れる環境になっているか」
という視点で、寝室と寝具を見直してみてください。


ひとこと

「寝る時は何℃にすればいいですか?」
これは、夏になるとよくいただくご質問です。

でも、実は「何℃が正解」という答えはありません。

暑がりの方、冷えやすい方、汗をかきやすい方。

使っている寝具も、寝室の環境も、それぞれ違います。

だからこそ、数字だけで決めるのではなく、
「自分が朝まで気持ちよく眠れる環境」
を探してみてください。

エアコンにはエアコンの役割があり、
寝具には寝具の役割があります。

そして、その両方を上手に組み合わせることで、
夏でも「朝までぐっすり眠れる」環境に近づけることができます。

「暑いから、もっとエアコンを冷やす。」

その前に、
一度、寝具にも目を向けてみてください。

もしかすると、眠りを変えるヒントがそこにあるかもしれません。


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ふとんの新保は創業90余年、新潟の老舗寝具店です。 ふとんの新保は創業90余年、新潟の老舗寝具店です。

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