羽毛布団のなんで値段が違うの!?

当店がお取り扱いしている【西川の羽毛ふとん】は、昨年に引き続き【お客様総合満足度】No.1に輝きました!!

昨年はなんと!10冠達成です! ※一昨年は7冠でした

同じダウン93%の品質表示なのになぜ?
お値段が違うの!!

お客様からお問い合わせを頂くことがあります。

上の写真のように、同じ品質表示93%でも、お値段が異なります。
※左:約10万円 右:約3万円

理由は大きく分けて3つ!!

1. 暖かさが違う!!

2. 耐久性が違う!!

3. 掛け心地が違う!!

1.より暖かく!!

まず最初に、羽毛布団には主に3種類
【 ダック < グース < マザー(親鳥)グース 】のダウンが使われております。

メリット デメリット
ダック 価格が安い
ダウンパワーの数値ではグースに勝るものもある
暖かさをためておける部分が少なく、痛みが早い
雑食なので、グースに比べて臭いやすい
グース ダックに比べてダウンボールが大きいため、軽量でもボリュームが出る
草食なので、ダックに比べて臭いにくい
ダックに比べて高価
ダックよりダウンパワーが低いものもある
マザーグース 飼育期間が長く、グースよりもダウンボールが大きいため、とても軽くてボリュームのある羽毛布団になる 価格が高価

その他にも、アイダーダックのような「超高級」な羽毛布団もあります。さらに、羽毛価格高騰のため近年ではグリーンダウン(再生羽毛)やグールダウン(ファイバーを接着剤で固めたようなもの)も市場に出始めています。それぞれの羽毛のメリットとデメリットを見極めることが、羽毛布団の選び方のポイントです。

ふとんの新保では、主にグースダウンをおススメしております!!
ダウンが大きく保温性が高く耐久性があり、鳥独特の臭いがしにくいからです。

品質表示【ダウン93%】でも、ダウン一粒づつの大きさが違うため、ボリューム(暖かさ)が異なります!!

ちなみに、私たちがおススメする東京西川では「450年以上の伝統・信頼」「一流メーカーのこだわり」から、高い品質基準を設けており、「表記のマイナスは許せない」とのことで、「ダウン率93%」の表記の羽毛布団にはダウン率95%のレベルのダウンを入れているそうです。

メーカーによって表記の基準が異なるので、羽毛布団の購入を検討する際は、信頼できるお店のものを選ぶと良いでしょう。

ふわふわたっぷり1.2kg入れ

近年様々な業界でも価格高騰の煽りをうけ、販売価格維持のため、量を減らしたり、数を減らしたりしております。寝具業界も同じで、最近では1.1kg入れの羽毛布団も増えてきました。

ですが、新潟の冬は寒く、最低でも1.2kgは必要だと思います。たかが、100gと思うかもしれませんが、女性が持っている羽毛が100gです!! 暖かさ・耐久性が違いますよ♪

2.より長持ち

≪安さのため≫だけに省かれる可能性も!? 長く使えて安心、清潔な羽毛(ダウン)に!!

丁寧に洗浄された羽毛は羽毛独特の臭いを抑えることができます。

さらに、羽毛の隙間に入っている不純物を取り除きますので、同じ重さの羽毛布団でも羽毛の量は違うのです!!

使うのは本気を出したダウンだけ!!

同じ品質表示でも、磨き上げた羽毛は、不純物も入らず、ボリューム(保温力)に差が出ます。品質表示では表せない差は、ご自身の目でお確かめください!!

3.より気持ちよく

ダウン比率を気にする方が多いと思いますが、生地もとても大事です!!

寝返りしても羽毛ふとんが体にフィットし、冷たい風を入らず暖かく、ガサガサなどの不快な音をたてません。ゆっくり・グッスリ眠るためには実際に生地を触ることも大切です!!

さらに、数年後の羽毛の吹き出しの原因になるのも生地の質によって異なりますので、ご注意ください!!

独自の片寄り防止キルトで長く使っても羽毛が片寄らず安心!!

一般的なキルティングは、寝返り・ふとんの出し入れなど羽毛布団を動かすごとに少しずつ羽毛が片寄ってしまいます。

メーカーごとにも独自の片寄り防止キルトがありますが、東京西川が開発した独自のキルティングは、半永久的に羽毛が移動しません。さらに、いざ羽毛布団が傷んでしまい、部分的に薄くなっても、傷んだ部分(薄い部分)に羽毛を補充することができます。

特に、ふとんの新保がおススメするキルティングは、裏地を多めに使うことで、肌面の生地がたるみ、羽毛布団と体の隙間をなくし、より羽毛の暖かさを実感できます。

さらに、お客様に喜ばれているのが
4.専門店だからできるアフターメンテナンス

定期的な丸洗い・補充羽毛・リフォームなど専門のスタッフが羽毛布団の傷み具合によって、適切なメンテナンスをアドバイスしています。

西川とコラボした羽毛ふとん
西川に無理言って作ってもらいました♪

西川の羽毛ふとん

※写真は、上から、約20万円・5万円・10万円の商品となります。
※当店には約3万円~ご用意しております。
実際に掛け比べてお選びください。

※近年の価格高騰に伴い、低価格帯につきましては産地表記をしなくなりましたが、店内ににてお知らせすることはもちろんできますので、ご安心ください。
時期(年代)によって、産地が変わる可能性があるからです。

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毛布って上?下?どっち論争に思うこと

1. はじめに ― 昔からの「毛布の位置」問題

「毛布は羽毛布団の上に掛けるの? それとも下に掛けるの?」
この問いかけは、テレビや雑誌、インターネットなどでたびたび取り上げられてきました。お客様からも「正解が分からない」「人によって言うことが違う」とよくご相談をいただきます。

実はこの「毛布の上・下問題」、昔の日本ではほとんど話題にならなかったのですよね。
なぜなら、当たり前のように**「毛布=下に掛けるもの」**として使われていたからです。では、なぜ現代になって急に論争の的となったのでしょうか。その背景をひも解きながら、当店としての考えを整理していきます。


2. 毛布とタオルケット ― 実は「同じ仲間」だった

まず大前提として、「毛布」と「タオルケット」はまったく別の寝具だと考える方が多いのですが、実はもともと同じルーツを持つ“ケット”仲間なのです。

  • 夏用:タオルケット(現在は綿・ウール・シルク素材あり)
     綿パイル生地で作られており、吸湿性に優れ、汗をしっかり吸ってくれる。暑い夏に最適。

  • 冬用:毛布(現在は全ての素材あります)
     綿やウールを起毛加工した生地で、保温性と吸湿発散性に優れる。寒い冬にぴったり。

つまり、季節に応じて「生地の厚みや加工を変えたケット」が使われていたにすぎません。タオルケット=夏用毛布、毛布=冬用ケット、と言っても良いくらいです。

本来は「肌に近い位置で寝床内環境(温度・湿度)を整える役割」を持つのがケット類。その基本を知っていると、なぜ毛布を下に掛けた方が良いのかが自然と見えてきます。


3. 「毛布は上?下?」問題はいつから始まったのか?

では、なぜ現代になって「毛布の位置問題」が取り沙汰されるようになったのでしょうか。大きなきっかけは、1990年代後半から2000年代にかけての“化学繊維毛布”の普及にあります。

天然素材毛布の時代

昭和の頃まで主流だった毛布は、綿やウール、シルクなどの天然素材製でした。これらは吸湿性・発散性に優れ、寝汗をうまく調整してくれるため、「羽毛布団の下に掛ける」のが当たり前でした。快適さの面でも理にかなっていたのです。

化学繊維毛布の台頭

ところが時代が進み、アクリルやポリエステルなどを使った毛布が安価で大量に出回ります。ふわふわして見た目も豪華、軽くて手入れも簡単。こうしたメリットから一気に人気が広まりました。

しかし、化学繊維は天然繊維に比べて吸湿性が低いため、体に直接掛けるとムレやすく、不快になりがちでした。そのため「下に掛けるよりも上に掛けた方が快適」という考え方が広がり、メディアも「毛布は上に掛けましょう」と紹介するようになったのです。これが、「毛布の位置」論争が生まれた大きな転機でした。※1静電気は起きにくい可能性です。

評価基準 綿 ウール シルク アクリル ポリエステル
吸湿性 ×
放湿性 ×
保温力
通気性 ×
静電気※1 少ない 少ない 少ない 多い 多い
肌触り
耐久性
軽さ 普通 重い 普通 軽い 軽い
価格 普通 高い 高い 普通 安い
季節 一年中 一年中 一年中
羽毛布団
との相性
◎(下) ◎(下) ◎(下) △(上) △(上)
アレルギー
対応
×
洗濯
環境への
優しさ
×
長持ち度
肌ざわり
高級感
毛羽立ち
(ホコリ)
×
防臭性

 


4. 当店が「下に掛ける」ことを推奨する理由

当店としては、やはり基本に立ち返り、毛布は羽毛布団の下に掛けることをおすすめしています。その理由は大きく5つあります。

  1. 寝床内気象を守れる
    人は一晩にコップ1杯分の汗をかきます。羽毛布団を直接掛けると、暑くなりすぎたり、逆に冷気が入り込んだりして安定しません。毛布(天然素材)を間に入れることで、湿度・温度が整いやすく、快適な「寝床内気象」が保たれます。

  2. 寝汗をしっかり吸収
    綿やウールの毛布は汗を吸い取り、外へ逃がしてくれます。羽毛布団を清潔に保つためにも、まず汗を受け止める毛布を下に掛けるのが合理的です。

  3. 隙間風の防止
    羽毛布団だけだと、体と布団の間にすき間ができやすく、冷たい空気が入ってきて寒くなることがあります。毛布を下に入れることで隙間を埋め、保温性が高まります。

  4. 羽毛布団の汚れ防止
    毛布を羽毛布団の直下に入れることで、皮脂や汗による汚れが羽毛布団に直接つくのを防げます。結果として布団が長持ちします。

  5. カバーの洗う頻度が減る
    寝汗などは毛布がガードしてくれるので、カバーが汚れにくくなります。洗う頻度が減れば家事が少し楽になると思いますよ。

5. 上に掛けても良いケース

もちろん「絶対に上に掛けてはいけない」というわけではありません。羽毛布団が古くなり、保温力が落ちてしまった場合には、上に毛布を掛けることで熱を逃がしにくくできます。また、羽毛布団が軽すぎてズレやすい場合にも、重みをプラスするために上掛けとして毛布を使うのは一つの方法です。

ただし、この場合は新しい毛布を買い足す必要はなく、古くなった毛布で十分です。「良い毛布は下に、古い毛布は上に」という使い分けをすると無駄がありません。


6. まとめ

最後までご覧いただきありがとうございました。
毛布は本来、タオルケットと同じく「ケット」として肌に近い位置で使われる寝具でした。昔は天然素材が主流で迷いはありませんでしたが、化学繊維毛布の登場によって「上?下?」論争が生まれたのです。

当店の考えはシンプルです。
基本は「毛布は下に掛ける」。そして天然素材の毛布を選ぶ。
これが一番、快適で健康的な眠りにつながります。

寝具は流行や情報に左右されやすいものですが、大切なのは「人の体と自然素材が持つ力をどう活かすか」です。ぜひご家庭でも、毛布の位置を見直してみてください。

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