2026年5月22日(金)

眠れない理由はいくつもある|寝具の役割を考える

連載コラム:その不調、眠りが関係しているかもしれません


この連載は、日々の店頭でのご相談をもとにしています。

「ちゃんと寝ているのに疲れが取れない」
「朝から体が重い」

こうしたお声は、決して少なくありません。

お話を伺っていくと、
生活習慣だけでなく、

寝ている間の環境や寝具の状態が
影響していると感じる場面も多くあります。

眠りは目に見えないからこそ、
原因が分かりにくいものです。

この連載では、
そうした“見えにくい部分”を少しずつ紐解きながら、
眠りと体の関係について考えてきました。


第4回:眠れない理由はいくつもある|寝具の役割を考える

― 「寝具を変えれば全部解決」ではないけれど ―

眠れない理由①.jpg

ここまで、

● 朝起きても疲れが取れない
● ぐっすり眠れた気がしない
● 夜中に何度も目が覚める

といったお悩みについて、
少しずつ整理してきました。

そして見えてきたのは、

眠れない理由は、一つではない
ということです。


眠りは、さまざまな要素が重なっている

眠りには、

● 生活習慣
● ストレス
● 体調
● 年齢
● 寝室環境(温度・湿度)

など、

さまざまなものが関係しています。

そのため、

「これさえ変えれば必ず眠れる」
という単純な話ではありません。


寝具は“治療”ではない

だからこそ、

寝具についても
少し冷静に考えることが大切です。

まくらや敷き寝具、掛け布団は、

魔法の道具ではありません。

眠れない理由②.jpg

「これを使えば全て解決する」
というものでもありません。

実際には、

医療的な原因や、
生活背景が関係していることもあります。


それでも、毎日使うものだから影響はある

ただ一方で、

寝具は毎日、
長時間体に触れているものです。

夜中に目が覚める③

眠っている間、

● 暑すぎないか
● 寒すぎないか
● ムレていないか
●寝返りしやすいか

こうした状態は、

眠りの質に少しずつ影響していきます。

つまり、

寝具だけで全ては変わらなくても、
眠りを支える土台にはなり得る
ということです。


「合う・合わない」は人によって違う

ここで難しいのが、

「万人に合う寝具」は存在しないことです。

眠れない理由④.jpg

● 暑がり
● 寒がり
● 汗をかきやすい
● 冷えやすい

といった体質の違いだけでなく、

● 体格
● 寝姿勢
● 寝返りの多さ

などによっても、
合う寝具は変わっていきます。

さらに、

● 住宅環境
● 室温
● 湿度
● エアコンの使い方

によっても、
快適に感じる寝具の組み合わせは変化します。

だからこそ、

「人気だから」
「テレビで紹介されていたから」

だけではなく、

自分の環境や体に合っているかを見ることが大切です。

「暖かいのに眠れないのはなぜ?」
でも書いたように、“暖かい=快適”とは限りません。

暖かいのに眠れないのはなぜ?|実践編①


「眠りを整える」という考え方

店頭でお話を伺っていると、

「もっと暖かい布団にすればいいと思っていた」
「寝具は厚ければ良いと思っていた」

という方も少なくありません。

しかし実際には、

● 暖かすぎてムレる
● 重ねすぎて寝返りしにくい
● 湿気がこもっている

といったことで、
眠りが浅くなっている場合もあります。

大切なのは、

単純に“暖かくする”ことではなく、

温度と湿度のバランスを整えることです。

以前のコラム
「理想の寝床内気象とは?」
でも触れましたが、人は“暑すぎても寒すぎても”眠りが浅くなります。

理想の寝床内気象とは?|実践編②


不安になりすぎないことも大切

また、

「ちゃんと眠れていないのでは」
と心配しすぎることで、

かえって眠りが浅くなることもあります。

特にご年配の方では、

「夜中に目が覚めた」と感じていても、

実際には十分な時間眠れている場合もあります。

眠りは、

「○時間寝なければダメ」
「途中で起きたら異常」

というほど単純ではありません。

8時間神話2

だからこそ、

必要以上に不安になりすぎず、

今の状態を少し整理してみることも大切です。


全国には「眠り」を考えている専門店があります

最終回⑤

日本には、

西川チェーン専門店をはじめ、
「眠り」を大切に考えている寝具専門店がたくさんあります。

全国各地で、

眠りから日々の暮らしを支えたいと考えている
店主やスタッフがいます。

最終回⑥

寝具は、

実際に触れて、
体感して、
相談しながら選ぶことで、

初めて分かる部分も少なくありません。

ネットだけでは分からないことも、
実際にはたくさんあります。


まずは「気持ちよく朝を迎えること」から

眠りの悩みは、
すぐに答えが出るものではありません。

それでも、

● 寝室環境を見直す
● 寝具を調整する
● 自分の体を知る

そうした積み重ねによって、

朝の感覚が少し変わることがあります。

毎日の始まりを、
少しでも気持ちよく迎えられるように。

そのために、

まずは自分の眠りに
少しだけ目を向けてみることも大切なのかもしれません。

眠れない理由②.jpg


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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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ふとんの新保は創業90余年、新潟の老舗寝具店です。 ふとんの新保は創業90余年、新潟の老舗寝具店です。

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