お正月明け、子どもの眠りは乱れていませんか?

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──生活リズムを整える“ねむりの立て直し”

年末年始が終わり、
保育園や学校が始まるこの時期。

お店でもよく聞くのが、

● 朝、なかなか起きられない
● 夜、布団に入っても寝つきが悪い
● 日中ぼんやりしている

といった「お正月明けの眠りの乱れ」です。

お正月は、
夜更かし・朝寝坊・食事時間のずれなど、
どうしても生活リズムが崩れやすい時期。

特に、保育園や学校に通う年齢のお子さんは、
少しのリズムの乱れが、眠りに大きく影響します。

今回は、寝具専門店の立場から
「叱らず・無理なく」眠りを立て直すための考え方を、
年齢の違いも踏まえてお伝えします。


正月明けの眠り、なぜ乱れやすい?

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子どもの眠りは、
「体内時計」と「生活の流れ」に強く影響されます。

お正月中は、

● 寝る時間・起きる時間が日替わり
● テレビやゲームを見る時間が増える
● 外遊びが減る

といった変化が重なります。

その結果、

● 夜になっても眠くならない
● 朝のスイッチが入りにくい

という状態が起こりやすくなります。

これは決して
「だらしない」「気合が足りない」からではありません。

生活のリズムがズレただけなのです。


生活リズムは「一気に戻さない」が正解

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正月明け、ついやってしまいがちなのが、

「今日からいつも通りに戻そう!」
と、すべてを一気に元に戻そうとすること。

ですが、眠りの立て直しは
段階を踏む方がうまくいきます。

ここでおすすめしたい順番は、

1️⃣ 朝起きる時間を先に整える
2️⃣ 夜は「寝かせよう」としすぎない
3️⃣ 昼寝・夕方の過ごし方を見直す

です。

※本来は「夜」から気にしたくなりますが、
実は 朝が整うと、夜は自然と整いやすくなります。


眠りは「日中の整理時間」

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眠りには、
日中に受け取った情報や刺激を整理する役割があります。

ここで言う「情報」とは、

● 保育園・学校での出来事
● 友だちとのやり取り
● 勉強や遊びで使った頭と体

これまでのコラムでお伝えしてきた
「勉強も含めた日中の刺激」と同じ意味合いです。

眠りが浅くなると、
この整理がうまく進まず、

● 朝スッキリ起きられない
● 集中力が続かない

といった影響が出やすくなります。


年齢別|つまずきやすいポイントと整え方

ここからは、
年齢ごとに特に意識したいポイントを見ていきましょう。

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■ 保育園・幼稚園のお子さん(3〜5歳)

この時期のお子さんは、
少しずつ「自分の意思」が育ってくる一方で、
生活リズムの切り替えはまだ大人のサポートが必要です。

ポイント
● 寝る前の流れを毎日同じにする
● テレビ・動画は「時間」ではなく「順番」で切る
● 布団に入る時間を固定する

「眠くなったら寝る」ではなく、
眠くなる環境を先につくることが大切です。


■ 小学生低学年(1〜3年生)

学校生活が始まり、
日中の刺激が一気に増える時期です。

ポイント
● 起きる時間を最優先で固定
● 夜は「早く寝なさい」より「明日の朝どうする?」
● 布団に入る時刻を毎日ほぼ同じに

この頃は、
眠りがそのまま翌日の集中力につながります。


■ 小学生高学年(4〜6年生)

夜更かしが
「うっかり」ではなく「意識的」になりやすい時期。

ポイント
● 一気に戻さず、30分ずつ調整
● ゲーム・スマホは「禁止」より「終わりを決める」
● 寝具やパジャマを本人に選ばせる

自分で選び、納得することで
眠りへの意識も育っていきます。


眠りを助ける「環境づくり」も大切

生活リズムと同じくらい大切なのが、
寝る環境です。

● 体を締めつけないパジャマ
● 寝返りしやすい布団
● 触れたときにヒヤッとしない寝具

眠りは「気合」ではなく、
体が自然に休める状態かどうかで決まります。


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まとめ|眠りは「整えるもの」

正月明けの眠りの乱れは、
ほとんどの場合、少しの工夫で立て直せます。

● 環境を整える
● 急がない
● 叱らない

この3つを意識するだけで、
子どもの眠りは少しずつ戻っていきます。

年明けのこの時期は、
「今年の眠りの土台」をつくる大切なタイミング。

ぜひ、
お子さんの眠りを“整える視点”で見直してみてください。

※画像は全て生成A“Gimini”で制作しております

あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年も多くのお客様にご来店・ご相談をいただき、
心より感謝申し上げます。
お一人おひとりの眠りのお悩みに向き合う一年となりました。

本年も「よく眠れた」「体が楽になった」と感じていただけるよう、
寝具選びだけでなく、睡眠そのものを整えるお手伝いを続けてまいります。

昨日より新春初売り【お年玉企画】もスタートしております。
感謝の気持ちを込めた特別企画もご用意しておりますので、
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
※お年玉企画:毎年人気! 詳しくはお問い合わせください

2026年も、皆さまの健やかな毎日を支える存在でありたいと思っております。


※画像は生成AI(Gemini)で作っています。

年末年始営業日のご案内

こんにちは。ふとんの新保です。

早いもので今年も残りわずかとなりました。
遅くなりましたが、「年末年始の営業日」となります。

年末:12/29まで営業
年始:1/3より初売り

今年も1年間、誠にありがとうございました。
2026年もよろしくお願いいたします。

オゾン除菌・消臭

オゾン除菌・消臭についてのQ&A

Q1. オゾン除菌・消臭とは何ですか?

オゾン(O₃)は、自然界にも存在する成分で、
強い酸化力によって菌・ウイルス・ニオイ成分を分解する働きがあります。

薬剤や香料で「ニオイを覆う」のではなく、
原因そのものを分解するのが大きな特長です。

当店では、このオゾンの特性を活かし、
寝具の除菌・消臭・乾燥を行っています。


Q2. 人体に影響はありませんか?安全ですか?

適切な濃度・時間・換気を守って使用すれば問題ありません。

当店では

● 人がいない状態でオゾンを発生
● 処理後は十分な換気を実施

した上でお渡ししています。

そのため、お子さまや赤ちゃんが使用する寝具でも安心してご利用いただけます。


Q3. オゾンはどのような場所で使われていますか?

オゾンはその除菌・消臭力から、以下のような場所でも活用されています。

● 医療機関・クリニック
● 介護施設・福祉施設
● 食品工場・給食センター
● ホテル・宿泊施設
● 保育施設 など

※用途や環境に応じて、濃度や使用方法は管理されています。
※オゾン発生器販売会社様ホームページから引用

当店でも、こうした現場で使われている考え方を参考に、
寝具専用の安全な方法で使用しています。


Q4. オゾンのニオイは残りませんか?

処理中は、オゾン特有のにおいを感じることがありますが、
処理後に換気を行うことでニオイは残りません。

また、オゾンは時間とともに酸素に戻る性質があるため、
薬剤のように成分が残留する心配もありません。


Q5. 洗濯や水洗いと何が違うのですか?

それぞれ役割が異なります。

● 洗濯・水洗い
  → 汗・皮脂・汚れを落とす
● オゾン除菌・消臭
  → 菌・ニオイ成分の分解、湿気対策

そのため当店では、
洗えない寝具・頻繁に洗えない寝具のケアや、
洗濯の合間のメンテナンスとしてオゾン処理をおすすめしています。


Q6. どのくらいの時間で行いますか?

商品や枚数によって異なりますが、
目安は約30分程度です。

除菌・消臭・乾燥の状態を見ながら調整して行います。


Q7. どんな寝具に使えますか?

以下のような寝具にご利用いただいています。

● お昼寝布団
● 羽毛布団
● マットレス
● オーダーメイドまくら
● その他、洗いにくい寝具全般

※上記商品のメンテナンスに使用しています。
※素材や状態によっては、別のメンテナンス方法をご提案する場合もあります。


最後に、

当店では、寝具の素材・使用状況・ご家庭での環境に合わせて、
最適なメンテナンス方法をご提案しています。
オゾン除菌が適しているかどうかも、
お気軽にご相談ください。

羽毛布団の干し方・陰干し・部屋干しの正解をプロが解説

― 年末年始にやっておきたい“間違えないお手入れ” ―

年末年始は、大掃除や来客準備などで
布団のお手入れを見直す方が増える時期です。

その中でも特に多いご相談が、

「羽毛布団って、どう干すのが正解なんですか?」

実は、
良かれと思ってやっている干し方が、羽毛布団を傷めている
ケースは少なくありません。

今回は寝具専門店の立場から、

● 正しい干し方
● 陰干し・部屋干しの考え方
● やってはいけないNG例

を、年末年始に実践しやすい形で解説します。


そもそも、羽毛布団は「干す」必要がある?

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まず大前提として知っておいてほしいのは、

羽毛布団は、綿布団のように「頻繁に天日干しする寝具」ではありません。

羽毛布団を干すタイミングは

● 寝汗をかきすぎて羽毛布団が湿っぽい
● ケースに入れっぱなしで膨らみにくい

この2つ。
湿気を“飛ばす”ことが目的であって、乾かし切る必要はないのです。


プロがすすめる基本の干し方【結論】

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まず結論から。

◎ 一番おすすめの干し方

● 風通しの良い室内干し
● 月1回程度、1~2時間程度

これが羽毛布団にとって、
最も負担が少なく、効果的な方法です。


なぜ外での「天日干し」はおすすめしないのか?

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昔は
「布団は天日でパーンと干す」
が常識でした。

しかし羽毛布団に関しては、
直射日光はデメリットの方が大きいのです。

天日干しの問題点

● 紫外線で側生地が劣化する
● 中の羽毛が乾燥しすぎて傷む
● 生地が硬くなり、生地が破れやすくなる

特に最近の羽毛布団は
軽くて薄い生地が多いため、
紫外線ダメージを受けやすくなっています。
※ポリエステル混合生地が増えている

さらに、室外(ベランダなど)に干すと
「思わない時に、生地を破る」可能性があります。


正しい「干し」のやり方

場所

● 室内(日の入る部屋でも可)

時間

● 1〜2時間で十分
● 長時間干しっぱなしは不要

ポイント

● 裏表を入れ替えると最適
● たまに、両手で押して中の空気を抜く

※ 布団たたきは
👉 羽毛が傷む原因になるのでNGです。


「部屋干し」でも大丈夫?

結論から言うと、
むしろ「部屋干し」が最適です。

部屋干しが向いているケース

● 冬で外が寒すぎる
● 外の方が空気が汚れている
● マンションで外干しが難しい
● 生地を破損する恐れが少ない

正しい部屋干しのコツ

● エアコンや暖房の直風は避ける
 風を動かす(サーキュレーター・扇風機)
● 布団を広げて、空気の通り道をつくる

「乾かす」ではなく
“湿気を逃がす”イメージが大切です。
※直射日光は避けた方がいいですが、少しくらいなら日に当たっても大丈夫です。
生地が「綿100%」の場合はむしろ、直射日光で生地の湿気をとるのも大事です。


やってはいけないNG干し方・収納

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年末年始に特に増える“間違い例”です。

❌ 強い日差しで長時間天日干し

→ 羽毛・生地ともに劣化

❌ 布団乾燥機を高温で長時間

→ 羽毛が傷み、ふくらみが戻らなくなる

濡れた状態で収納

→ ニオイ・カビの原因

叩いてホコリを出そうとする

→ 羽毛の傷み・吹き出しの原因


年末年始におすすめの“簡単リセット方法”

忙しい時期でもできる、
プロおすすめの一手間をご紹介します。

① 部屋干し or 陰干し(2時間)

② 手で押して羽毛の中の空気を入れ替える

③ カバーを洗って付け直す

これだけで

● ニオイ
● こもり感
● 寝心地

が大きく変わります。


こんな状態なら「干す」より相談を

以下の場合は、干し方では解決しません。

● ボリュームが明らかに戻らない
● ニオイが取れない
● 羽毛が片寄っている
● 10年以上使っている

👉 クリーニングやリフォームのサインです。


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まとめ|羽毛布団は「優しく扱う」が正解

羽毛布団のお手入れは、
やりすぎない・当てすぎない・乾かしすぎない

年末年始のタイミングで
正しい干し方を知っておくことは、
布団を長持ちさせるだけでなく、
来年の眠りの質を守ることにつながります。

今年最後のお手入れ、
ぜひ“正解の方法”で整えてあげてください。

※画像は全て生成AI、Geminiで制作しました

西川チェーン65周年感謝プレゼント企画

\西川チェーン65周年/

全国キャンペーンが始まりました!

いつもご利用いただきありがとうございます。
このたび「西川チェーン65周年」を記念し、
全国の西川チェーンで特別なプレゼント企画がスタートしました。

プレゼントの一例
★羽毛ふとん
★真綿掛けふとん
★ムートンシーツ
★JCBギフトカードなどなど
2026年1月13日(火)まで


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総額 100万円分 の西川商品を、
全国で 65名様 にプレゼントいたします。

羽毛ふとん、あったか毛布、健康敷きふとんなど、
「冬の眠りを快適にしてくれる人気アイテム」が当たるチャンスです。


🕒 キャンペーン期間

2025年12月〜2026年1月13日(火)
※全国の西川チェーン共通企画です
※当店でもご参加いただけます


💬 当店からのメッセージ

年末年始は、寝具の買い替え・見直しにぴったりの季節。
せっかくの機会ですので、じっくり掛け比べ&寝比べしながら
お気に入りの一枚をお選びください。

「気にはなっていたけど迷っていた…」という方にも
喜んでいただけるプレゼント企画です。

【ギャッベ展、予定外の特別開催が決まりました!】

こんにちは、ふとんの新保です。

実は今回、ギャッベを扱うメーカーさんから
「この時期にどうしてもお願いしたい展示会があるんです…」
というご相談をいただき、急きょ本日より
3日間限定のギャッベ展 を開催することになりました。

前回の9月開催とは違い、今回は広告を使わず
LINE・ブログでのご案内だけ の特別開催ですが、
その代わりにメーカーさんのご協力で
特別価格のギャッベも多数ご用意いただきました。


■ 会場準備、ただいま進行中!

朝から店内を空っぽにし、


ギャッベを一気に敷き込みました

玄関から撮影

今回の店内

ペルシャ絨毯(シルク)

一点ものばかりですので、
ぜひゆっくりとご覧いただければと思います。


■ 開催日程

11月28日(金)~30日(日)
※27日は搬入日
※営業時間 10:00~18:00
※会場:ふとんの新保 店内


■ 今回のお楽しみポイント

・メーカー協賛の 特別価格コーナー
・人気の ミニギャッベ 7,700円(税込)
・玄関マットサイズからリビングサイズまで幅広く展示
・前回とはまた違う柄が多数入荷


急きょの開催ですが、
そのぶん“掘り出し物”もたくさん入ってきています。

ぜひこの週末、お気軽にのぞいてみてくださいね。
皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

綿の個性を知ると、布団の価値が変わる──シードコットンとメキシコ綿が選ばれる理由

【1. 綿の特徴・長所・短所】

私たちの身近にある「綿(コットン)」は、天然繊維の中でもっとも親しまれている素材のひとつです。
衣類やタオル、寝具など、肌に触れる製品の多くに使われています。
その理由は、吸湿性の高さ・肌ざわりのやさしさ・静電気の起きにくさなど、日常の快適さを支える性質にあります。

一方で、綿は天然素材ゆえに湿気を吸いやすく、重くなりやすいという弱点もあります。
また、ポリエステルなどの化学繊維と比べると弾力の戻りがゆっくりで、打ち直しのメンテナンスが必要です。
ですが、その「手をかけて長く使う」性質こそ、綿布団の魅力でもあります。

布団に使う綿わたは、「敷き布団用」と「掛け布団用」で求められる性質が異なります。
敷き布団には「コシ」や「弾力」、掛け布団には「軽さ」と「柔らかさ」。
同じ“綿”でも、種類と配合を変えることで、寝心地は大きく変わります。


【2. 世界の綿花の種類と使われ方】

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綿花には、世界でおよそ100種以上の品種がありますが、大きくは次の4系統に分けられます。

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この中でも、日本の布団づくりに欠かせないのがインド綿とメキシコ綿です。
インド綿は、繊維がやや短く「しっかりしたコシ」があり、敷き布団に最適。
一方、メキシコ綿は繊維が長く、ふんわり軽く、掛け布団に向いています。

「ギザ」や「海島綿」は、ツヤとしなやかさが特徴ですが、布団の中綿には柔らかすぎて不向き。
代わりに、布団の側生地やカバー、上質なシーツとして使われています。
つまり──体を支えるのはインド綿、包み込むのはメキシコ綿という棲み分けが理にかなっているのです。


【3. インド綿の深い世界──ファイン・チョイス・シードコットン・アッサム】

同じ「インド綿」といっても、品質にはいくつかの段階があります。
当店では、お客様にわかりやすく「ファイン」「チョイス」「シードコットン」「アッサム」の4種類でご案内しています。

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当店で使用しているのは「シードコットン」。
綿花から葉ゴミや細かな繊維を取り除く**オープナー工程(OP)を経ており、通気性が良く、打ち直しにも強いのが特徴です。
さらに、わたの配合として
綿80%・ポリエステル20%**を採用。
天然の弾力を保ちながら、湿気を逃しやすく、型くずれを防ぎます。

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この「少しだけポリエステルを混ぜる」技術は、昔ながらの布団づくりを現代の環境に合わせた知恵です。
綿100%の重さや湿気のこもりを改善しつつ、ふっくら感を長持ちさせる工夫なのです。


【4. 当店がおすすめする組み合わせ】

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布団づくりは「素材選びの組み合わせ」で決まります。
当店が長年おすすめしているのは、次のバランスです。

● 敷き布団:シードコットン(インド綿)+ポリエステル20%
→ コシがあり、体をしっかり支える。打ち直しにも強く、長く使える。

● 掛け布団:メキシコ綿100%またはアッサム綿混
→ 軽く、身体にしっとりとなじむ。空気を含むので保温力が高い。

この組み合わせは、見た目ではわかりにくい“寝心地の質”を決める要です。
ふとんは「中綿が命」と言われるように、同じ側生地でも中綿が違えば寝心地はまったく変わります。
手づくりの布団は、まさに“素材と仕立て”の両輪で成り立っています。


【5. 綿布団には、メンテナンスという育て方がある】

天然綿の良さは「使いながら育てる」ことにあります。
綿は呼吸する繊維です。
湿気を吸って、晴れた日に放つ──そんなサイクルを繰り返すことで、ふっくら感が保たれます。

ただし、長年使うと中綿が圧縮され、空気層が減ってしまいます。
このとき必要なのが「打ち直し」。
中綿をほぐして新しい側生地に仕立て直すことで、また新品のような弾力を取り戻せます。

これは、量販店や通販の「使い捨て布団」との大きな違いです。
天然綿の布団は、**10年・20年と使い続けられる“育つ寝具”**なのです。


【6. まとめ】

どんな素材にも一長一短はあります。
ポリエステルは軽くて乾きやすいけれど、吸湿性が弱い。
綿は重くなりやすいけれど、肌に優しく、自然な温もりがあります。

大切なのは「素材の個性を理解し、自分の暮らしに合った形で選ぶ」こと。
そして、手をかけながら長く付き合っていくこと。

当店では、インドの「シードコットン」とメキシコ綿を中心に、
それぞれの綿の個性を生かした**“寝心地の設計”**を行っています。
どの布団にも、ひと針ひと針に職人の手の温もりがあります。


🪶職人のことば(専門店より)

天然の綿が持つ“ふっくらとした息づかい”を、日々の暮らしの中で感じてほしい。
そんな思いで、一枚一枚の布団を仕立てています。

※画像は全て生成AI“ChatGPT”にて作成しました。

緊急開催!!

急遽【手結びじゅうたん展】開催することになりました。

9月に開催いたしましたが、反響も多くいただき、誠にありがとうございました。
業者さんと話し合った結果、次回開催予定【来年3月】を待たずに今回は特別に4日間だけの開催となりました。

期間:11月27日(木)~30日(日)4日間
※AM10:00~PM18:30
※初日27日(木)午前中搬入のため、午後からの開催となります
※最終日30日(日)はPM17:00まで

※ギャッベの詳細はこちらをご覧ください…

さらに、今までご縁をいただいたお客様からもご要望があった、【メンテナンスクリーニング】もご提案いたします!

ご希望のお客様はご持参ください。お待ちしております。

“西川=安心”は本当? 専門店が伝えたい『見えない違い』

はじめに

かつて「布団といえば西川」と言われた時代がありました。
30年ほど前までは、「西川=安心」「西川=良い寝具」という言葉が自然に聞かれたものです。
しかし、時代の流れとともに販売方法も多様化し、今では「どこで買っても同じ西川」ではなくなりました。

一方で、スポーツ選手が愛用する「AiRマットレス」などの影響により、若い世代にも“西川”という名前が再び知られるようになっています。
さらに最近では、「おてごろ西川」という新ブランドも登場し、“手軽に西川品質を”というキャッチコピーで、幅広い層にアプローチを始めました。

良い変化もあれば、気になる点もあります。
今回は、専門店の立場から見た「今の西川」と「これからの付き合い方」についてお話ししたいと思います。


1. 西川の寝具はどこで買っても同じ?
ー ロゴの裏にある“中身の違い” ー

現在、「西川」と名のつく商品は非常に幅広く存在します。
直営店・量販店・通販サイト・テレビショッピング──どこでも「西川ロゴ」を見かけますが、実は中身がすべて同じではありません。

かつての「東京西川」「京都西川」「西川リビング」という3社が統合されたことで、会社は一本化し同じロゴの下で多様な価格帯の商品が生まれました。
そして、価格差があっても同じ「西川」と表記されているため、消費者にとっては非常にわかりづらい構造になっています。
つまり、“ロゴは同じでも中身は別物”。それが今の「西川」の現実なのです。

※統合前も「西川」ロゴの上や下に「東京」「京都」「大阪」という文字が入っているだけだったので分かりにくくはありましたが(;^_^A


2. 安い西川も高い西川も同じ?
ー 価格で分からない品質の差 ー

最近の広告では、「羽毛以上の暖かさ」「これ一枚で冬も安心」「腰がラクになる」など、とても魅力的な言葉が並びます。
しかし、こうした言葉の多くは、「特定の条件下での体感」や「一部のデータ」を根拠にしているに過ぎません。

“どんな人にも必ず当てはまるわけではない”のです。

とくに羽毛布団においては、羽毛の種類(ダック or グース)、充填量、縫製方法によって暖かさも軽さもまったく異なります。
それでも「西川の羽毛布団」とひとくくりにされると、本当に良いものまで誤解されてしまう。

「“ブランド”は信頼を積み重ねた結果であって、信頼の代わりにはなりません。」


3. 専門店だけが知っている“見えない品質”
― 羽毛・仕立て・耐久性の違い ―

同じ羽毛布団でも、見た目や触り心地だけで判断するのは難しいものです。
羽毛の種類(グース・ダック)、洗浄度、側生地の通気性、キルトの構造──これらは見ただけではわかりません。

たとえば、ダックダウンは5〜7年ほどで空気を含む力が落ちやすく、ふくらみがあっても保温性が下がることがあります。
一方、グースダウンは羽枝が太くしなやかで、10年以上経ってもふっくら感が保たれることが多いです。

この違いを説明せずに「どれも同じ西川の羽毛布団です」と言ってしまうのは、お客様にとっても不親切です。
だからこそ、専門店は“見えない部分”を丁寧にお伝えし、お客様の生活や環境に合わせた提案を心がけています。


4. 長く使える寝具とは?
ー “売る”より“続く”を大切にする理由 ー

今の寝具業界では、通販やテレビショッピングが主流になり、売上を上げるためにキャッチコピーが重視される傾向にあります。
「腰にやさしい」「羽毛布団より暖かい」──そんな言葉があふれています。

しかし、本当に大切なのは“長く気持ちよく使えるかどうか”。
1年売れても、3年後に“もう買い替えたい”と思われる商品では意味がありません。
寝具は毎日使うものだからこそ、「売ること」より「続くこと」に価値があります。

私たち専門店が考える“良い寝具”とは、10年経ってもお客様が「これでよかった」と思えるもの。
そのために、価格だけでなく“使い続ける満足”を重視しています。


5. 失敗しない羽毛布団の選び方
ー 専門店が教える5つのチェックポイント ー

お客様が羽毛布団を選ぶとき、ぜひ次の5つを意識してみてください。実際に掛けてみる。
→軽さ・肌触り・動きやすさを体で感じましょう。

  1. 寝返りをしてみる。
    →布団が逃げないか、背中が出ないかをチェック。

  2. 厚みを比べる。
    →同じ重さでも、羽毛の質でボリュームは変わります。

  3. 仕立て・縫製を確認する。
    →マス目の数や縫い方で、羽毛の偏りやすさが変わります。

  4. アフターメンテナンスを聞いてみる。
    →打ち直しや丸洗いの対応があるお店を選ぶと安心です。

これらは、パンフレットやウェブサイトでは分かりにくい部分。
“実際に見て・触れて・確かめる”ことが、失敗しない最大のコツです。

※詳しくはこちらをご覧ください。「羽毛布団の選び方ページ」


6. これからの“西川”との向き合い方
ー ブランドより中身で選ぶ時代へ ー

ここで誤解のないように言っておきたいのは、「西川の布団が悪い」と言いたいわけではありません。

むしろ、長い歴史の中で培われた技術や品質管理は、他の追随を許さないほど素晴らしいものです。

問題は、「その良さをきちんと伝えられる環境が減っている」こと。
もちろん、企業が生き残るために販売方法を広げていくことは理解できます。
ただ、その過程で「どの商品も良い」「どれも腰に良い」「どれも羽毛より暖かい」といった、聞こえの良い言葉だけが先行してしまうと、お客様は本当に自分に合った寝具を選びにくくなってしまいます。

専門店としてお伝えしたいのは、“ブランド名ではなく、中身を見て選んでほしい”ということです。
価格だけではわからない違い――羽毛の質、キルトの工夫、耐久性、使い方の提案――そうした部分にこそ、寝具の「本当の価値」があります。

私たち専門店は、そうした“違いを伝えること”を使命としています。
「西川の名前がついているから安心」ではなく、「あなたに合った寝具だから安心」と言っていただけるよう、これからも誠実に、丁寧にお客様と向き合っていきたいと思います。


まとめ

購入前に“実際に触れて確かめる”ことが、失敗しない最大のポイントです。
老舗ブランドが築いてきた信頼を守るのは、売ることではなく“伝えること”。
安いから悪い、高いから良い──そんな単純な話ではありません。

大切なのは、「自分に合うか」「長く安心して使えるか」
そして、その判断を支えるのが、地元の専門店です。

私たちはこれからも、お客様が“買ってよかった”と10年後に思える寝具を提案し続けたいと思います。


🪶 西川の商品を扱い続ける理由
それは、老舗の誇りと技術を信じているから。
ただし、「どの西川でも良い」わけではなく、
「この西川なら、お客様の眠りを守れる」と確信できる商品だけを届けたい

それが、私たち専門店の使命です。

ちょっと愚痴っぽくなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。